皆様ごきげんようございます、野田です。
東洋医学では「季節と体は密接に関わっている」と考えられています。
そのため、今の時期に合った食べ物を取り入れることが、体調を整える大切なポイントになります。
季節の変わり目は、特に「脾(消化器系)」が弱りやすい時期といわれています。
気温や湿度の変化によって、胃腸に負担がかかり、食欲不振や疲労感、むくみを感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが「胃腸を整える食材」です。
例えば、山芋やかぼちゃ、さつまいもなどは消化を助け、体に必要なエネルギーを補ってくれるとされています。
また、旬のきのこ類も「気」を補い、免疫力を高めてくれる食材として知られています。
さらに、この時期は「湿気によるだるさ」を取り除くことも大切です。
東洋医学では「湿邪(しつじゃ)」と呼ばれる余分な水分が体に溜まると、むくみや重だるさが出やすいと考えます。
そんなときは、とうもろこしのひげ茶や小豆など「利水作用」のある食べ物が役立ちます。
また、夏の暑さで消耗した「気」を補うためには、大豆製品や白身魚、卵など良質なたんぱく質を意識すると良いでしょう。
冷たいものを摂りすぎると胃腸を冷やしてしまうため、常温や温かい料理にしていただくのが理想です。
東洋医学的な食養生は「体を季節に合わせること」。
今の時期にぴったりの食材を意識することで、疲れを防ぎ、心身を健やかに整えることができます。
食事を少し工夫するだけで、日々の体調管理はぐんと楽になります。
ぜひ旬の食材を取り入れて、この時期を心地よく乗り切ってみてくださいね。
皆様が健やかでありますように。
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